国際結婚の準備って何から始めればいいんだろう…?教えてほしいです。
こういったお悩みにお答えします。
✅ 国際結婚の準備で押さえておくべきポイントまとめ
①お相手の国、地域での結婚手続きの流れを確認する
②最初にどちらの国・地域で婚姻届を出すか決める
③手続きに必要な書類を確認して準備する
④書類準備から申請までの期間を確認する
✅ 私が経験したこと
・婚約届から配偶者ビザの取得の計画と準備を約半年で行いました。
・日本国内から約1ヵ月の間で、日本・台湾での婚約手続きを行いました。
・婚約届を出した後、配偶者ビザの申請~取得までを約1ヵ月で行いました。
この記事では、国際結婚をこれから考えている人や、実際に結婚を目前に控えている方々に向けて、準備段階で押さえておくべきポイントを紹介します。結婚手続きや必要な書類、注意すべき点などを具体的に解説し、スムーズに結婚準備が行えるようまとめてます。
国際結婚の準備で押さえておくべきポイントまとめ
国際結婚の準備をする上で、必ず知っておくべき3つのことをまとめました。
①お相手の国、地域での結婚手続きの流れを確認する
お相手の国、地域の大使館や法務省、行政書士のサイトなどを確認しましょう。
必要であれば、パートナーのご家族に相談するとスムーズです。
日本での婚姻届けは大丈夫だと思うのですが、お相手の国、地域によって結婚手続きの流れが異なります。イギリスやフィリピンなどは、結婚式・挙式を行う必要があります。(※お相手の国で先に結婚手続きをする場合)
国際結婚の手続きについて詳しく知りたい場合、サムライ行政書士法人さんのサイドメニューにある国際結婚手続きやこちらのページから各国・地域の結婚手続きの流れの記事を見ることができるので、参考になると思います。この記事では、日本で外国人と結婚する際の具体的な手続きや必要書類について詳しく説明されています。
既にお相手の国で結婚した夫婦が結婚の流れをまとめいる記事もあるのでそちらも参考になると思います。
②最初にどちらの国・地域で婚姻届を出すか決める
婚姻届の手続きは日本、お相手の国・地域、どちらからでもOK
最初に婚姻届けを提出する国・地域によって、提出する書類が変わるので、それも念頭に準備しましょう
最初に提出する国・地域によって必要書類が異なります。
例えば、日本で最初に婚姻届けを提出する場合は、お相手の国・地域で婚姻要件具備証明書を準備する必要があります。逆にお相手の国・地域から提出する場合、日本の婚姻要件具備証明書が必要があります。
婚姻要件具備証明書とは
結婚するために必要な法的条件を満たしていることを証明する書類です。外国人と結婚する際、相手国がこの証明書を求めることが多く、通常は相手国の大使館や領事館で発行されます。これは結婚手続きの重要な書類の一つです。
ちなみに私は最初に日本で婚姻届けを提出しました。
③手続きに必要な書類を確認して準備する
婚姻要件具備証明書、戸籍謄本、結婚証明書など、国によって必要な書類が異なるので、しっかりと確認しましょう。また、日本、相手の国・地域の言語に合わせて書類の翻訳が必要になりますので、注意が必要です。
国際結婚の手続きに必要な書類は、サムライ行政書士法人さんのサイドメニューにある国際結婚手続きやこちらのページから各国・地域ごとにまとめているので、参考になります。
国際結婚の手続きに必要な書類の代表例
- 婚姻要件具備証明書 と 翻訳した書類
- 戸籍謄本 と 翻訳した書類
- 結婚証明書 と 翻訳した書類
- 証明写真(パスポート同様サイズ規定もあるので注意)
- 身分証明書
- 在留カード
- パスポート
- 印鑑 など
上記以外にも必要な書類があるのでお相手の国、地域の大使館や法務省、行政書士のサイトなどを必ず確認しましょう。
注意:相手の国・地域からでしか取得できない書類がないかチェックする
・相手の国の戸籍謄本など相手の国・地域からでしか取得できない書類もあります。
・自ら現地で取得する、お相手のご家族に代理で書類取得~郵送をご依頼する、代理取得のサービスを利用するなどしましょう。
私の場合だと、台湾の戸籍謄本取得が現地でしか取得できなかったので、お相手のご家族にご相談し、代理で書類取得~郵送してもらいました。
婚姻要件具備証明書の補足
・中国など一部の国では法務省の婚姻要件具備証明書の取得だけでなく書類の認証も必要になります。
・一部の国・地域で婚姻要件具備証明書が出せない場合があるので、お相手の国・地域で婚姻要件具備証明書が取得できるか確認しましょう。日本で婚姻要件具備証明書が出せない場合、お相手の国の宣誓書や申述書などが提出書類になります。事前に自治体などにも確認しましょう。
書類の翻訳について
- お相手の国・地域の言語に合わせて翻訳が必要
- 逆にお相手の国・地域の書類を日本で提出する場合は和訳が必要
- 翻訳した書類には翻訳内容を証明する人のサインと翻訳日の記載が必要(お相手のサインや印鑑を押してもらう)
「翻訳したい書類名 翻訳」と画像で検索すると、翻訳した書類のイメージが出てくるので参考になります。私は書類の体裁になるべく合わせて、翻訳した書類をパソコン上でWord Excelなどで作成しました。(今ならGoogle翻訳やChat GPTなどを使用しての翻訳や書類の生成も可能だと思います。)
もし、書類を準備する時間がないとかであれば、行政書士に結婚手続きをご依頼するのも一つの手です。
④書類準備から申請までの期間を確認する
いつまでに結婚したいとか考えがある場合、おおよそでも大丈夫なので準備期間を確認しましょう。準備から申請まで、約6ヶ月を見積もると良いです。書類の取得や翻訳、各国での手続きに時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
私の場合は以下の期間で計画と準備をしました。
- 婚約届~配偶者ビザの取得の計画と書類の準備:約半年間
- 日本・台湾での婚約手続き:約1ヵ月
婚姻届の提出日も大事なイベントのひとつ!
- 日本の文化を意識するなら、大安などの縁起の良い日を選ぶのも良いアイデアです。
例:11月22日(いい夫婦の日)、2日2日(夫婦の日)など - 婚姻届のデザインにもこだわりたい方は、特別な婚姻届を用意することをおすすめします。(私は某結婚情報誌の婚姻届で提出しました)
まとめ
- ①お相手の国、地域での結婚手続きの流れを確認する
- お相手の国、地域の大使館や法務省、行政書士のサイトなどを確認する
- ②最初にどちらの国・地域で婚姻届を出すか決める
- 婚姻届の手続きは日本、お相手の国・地域、どちらからでもOK
- 最初に婚姻届けを提出する国・地域によって、提出する書類が変わる
- ③手続きに必要な書類を確認して準備する
- 翻訳書類も準備する / お相手の国・地域でしか取得できない書類がないかチェック)
- ④書類準備から申請までの期間を確認する
- 準備~申請まで約半年ぐらいの期間で考える
国際結婚の準備は大変ですが、事前にしっかりと情報を収集し、計画を立てることでスムーズに進めることができます。焦らず一つずつクリアしていけば、必ず素敵な未来が待っています。この記事を読んで国際結婚を考えているあなたの新しい人生の一歩を、心から応援しています!